モーニング娘。プロフィール(誕生編)

現在最大勢力を誇る女性アイドル集団、ハロー!プロジェクト(ハロプロ)の中核的ユニット。
原点は1997年に放送されたテレビ東京系「ASAYAN」の「シャ乱Q女性ロックボーカリストオーディション」。
合格者(平家みちよ)を除いた最終選考者10名のうち、選抜者5名によって、
構成されたものがオリジナルメンバーとなる。デビューへのハードルとして、CD「愛の種」を
5日間(5会場)で計5万枚売るという条件が課せられたが、彼女達は見事その条件をクリアし、
翌年「モーニングコーヒー」でデビューを果たす。




特色は、メンバーの増員や脱退の繰り返しなどで、メディアに対して絶え間ない話題の提供を
行うことにある。愛称は、「モー娘。モームス)」。
また、それに伴うメンバーの葛藤をテレビ(主にASAYAN)が余すことなく伝えたため、
ある種のドラマ性を生み出し、結果国民的アイドルとしての地位を揺るぎないものとした。
尚、この戦略はプエルトリコの男性グループ「メヌード」をモティーフにしたとつんく♂氏は後に公言している。




楽曲については、アイドル視をされることを嫌ったつんく♂氏の方向性により、
当初は、歌唱力重視のハーモニーポップス志向であったが、「LOVEマシーン」のミリオンヒットから、
国民的アイドルといった冠がつき、その足かせが外れたのか作風に自由度が増し、
1999年冬を境に徐々にダンサブルなアイドルポップスを主体においたグループに変化していく。




メンバー構成・ルックスについては、当初は安倍なつみといったアイドル性の強いメンバーを
中心に置きながらも、歌唱力のあるメンバーが脇を固める布陣であったが、第4期メンバー加入を境に、
アイドル性重視となり現在に至る。但しスポーティなダンスコンセプトを貫いているため、
単なるアイドル・美少女ではカテゴライズできない、健康的で忍耐強い不言実行型タイプの
美少女達で構成されている。

年齢構成が幅広いことも特色の一つとして挙げられる。これは幅広いファン層獲得のためでもあるが、
同時にメンバー個々のアイドルとしての賞味期限を延ばすこと、及びハイティーン世代に、
起こりやすいスキャンダルへの対策という側面もある。




また最近、加入時期を基に「(第)○期メンバー」という呼称を自他共に使用している。
これは彼女達のビジネスモデルの一つとなっているであろう宝塚歌劇団や制服向上委員会の
「○期生」を模した表現ともいえるが、各期が比較されることで常にスキルアップが図れる効果もある。