T.M.Revolutionプロフィール


1996年アンティノスレコードよりデビューした西川貴教のソロユニット。
T.M.R.」とは「Takanori Makes Revolution」の意。
2004年、ソロヴォーカリスト初のアメリカアリーナライブを成功させた。
ライブパフォーマンスには定評がある。現在、シングルが17作連続TOP10入り。
T.M.Revolutionティー・エム・レボリューション)は、西川貴教が音楽活動をする際に、
名乗っている名称であり、彼自身のソロプロジェクトの名称である。T.M.RやTMなどと略される。



■名前の由来


Takanori Makes Revolution"…「貴教が革命を起こす」という言葉に由来。
西川貴教個人としてではなく、プロデューサーや関係者、また全てのファンも、
一緒に歩んでいくという意味が込められている。ファンの一人一人もT.M.Revolutionの一員である。


■歴史(デビューまで)


1995年、音楽プロデューサー・浅倉大介が、自身のユニットaccess活動停止後、
ソロ活動の一環として、シングルをリリースするにあたり、共通の知人で、
美容院SMOKERの美容師・横原義雄により、91年、Luis-Maryのボーカルとしてデビューするも、
まったく売れず、93年にバンドを解散していた西川が紹介され、西川がこの企画に、
ゲストボーカリストとして参加。「浅倉大介expd.西川貴教」名義で、
シングル「BLACK OR WHITE?」をリリース。この企画で圧倒的な歌唱力を見せつけた西川は、
以後、いくつかの浅倉大介プロデュースのイベントに出演した後、
氏をトータルプロデューサーに迎えてのソロ・プロジェクト、「T.M.Revolution」を始動。
CDデビュー前からライブ活動を精力的に行ってファンを着実に増やし、
1996年5月13日 1st Single「独裁-monopolize-」でデビューを果たした。



□歴史(デビュー〜現在までの活動)


■創生期の活動


精力的なライヴをこなした上でのデビューを飾ったが、それでも音楽業界のトップアーティストの一員と
呼ぶにはまだまだであった。転機が訪れたのは、アニメ「るろうに剣心」のテーマソングとして
起用された3rdシングル「HEART OF SWORD〜夜明け前〜」のロングヒット
オールナイトニッポンを担当するのもこの時期と重なる)。これをきっかけに、
メジャーな音楽番組に多数出演する機会を得る事となり、そこで披露される軽妙なトーク
圧倒的なパフォーマンスが話題を呼び、5thシングル「HIGH PRESSURE」で、
ついにオリコンベスト10入りを果たす。6thシングル「WHITE BREATH」ではミリオンセラー、
3rdアルバム「triple joker」では250万枚のセールスを記録。一躍トップアーティストの
仲間入りを果たし、デビューから足掛け1年半で人気を不動のものにする。
その後も順調にヒットシングルを飛ばし、2年連続の紅白歌合戦出場も果たす。
またライブ活動に置いても全都道府県ツアー行い、ファイナルを日本武道館で決行。
そして4thアルバム「the force」(ミリオンセラー)の発表とそれまでの活動の集大成ともいえる
東京ドームライブ2daysの後、その活動を一時"封印"する事となる。




■the end of genesis T.M.R. evolution turbo type Dとしての活動


前項のように、1999年春から西川はT.M.Revolutionとしての活動を封印し、
「the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D(略称:TMR-e)」名義で、
プロデューサーの浅倉大介と共に活動する事となった。これは「T.M.Revolution
更に"進化"させるための準備期間」として設けられ、この時期に発表した楽曲はそれまでとは一転、
クラシカルな曲調が多く、ライヴでも座っての鑑賞を求めるなど、それまでのスタイルを壊す
画期的な展開を見せた。それは「Little Shop of HORRORS」でミュージカル初主演も務めたり、
ドラマ「ビューティフルライフ」への出演など多分野への活動に挑戦する姿からも伺えるだろう。
また、このT.M.R-eで新たな試みとして意外にも初のアリーナツアーを決行。浅倉大介と共に全国を回る。



TMR-e後の活動


2000年4月から再びT.M.Revolutionとしての活動を再開し、CDリリース、ライブ活動を精力的にこなす。
そして2002年からは西川自身がT.M.Revolutionのセルフプロデュースを開始し、
デビュー時から所属していたアンティノスレコードからエピックレコードジャパンにレーベル内移籍。
T.M.R.の抜けたアンティノスレコードのレーベルは、ほどなく消滅した。
また2000年・2002年に行なわれた夏の野外ライブ「SUMMER CRUSH」では東京ビックサイト・
横浜スタジアム・大阪WTCオープンエアステージなどで数万人を動員し、2003年3月に、
東京ビックサイトにて数万人規模の握手会を開催。それ以後も、同年12月に男性限ライブを
渋谷クラブクアトロで決行。これは日本の男性ソロアーティストとしては初めての試みであり、
この男性限定ライブは毎年恒例となっている。また、ライブでは西川自身がアレンジした曲が
長らく披露されてきたが、CD音源として初めて2005年1月に発売した
8th Album「vertical infinity」で西川自身が編曲した曲を発表するなど、新たな試みが続いている。


■海外での活動


2003年8月、アメリカ合衆国メリーランド州ボルチモアにて開催された全米大2位を誇る
アニメコンベンションイベント・「OTAKON 2003」にて招待を受け、初の海外ライヴで、
成功を収め6000人を動員。そして2004年5月、2度目の米ライブのため欧米。
国外におけるJ-POPカルチャーの拠点とも言えるアメリカ合衆国カリフォルニア州
アナハイムで行われたエンターテイメントイベント、「Pacific Media Expo」に出演。
T.M.Revolutionは日本のJ-POP代表として参加し、イベント前夜祭のスペシャルライブとして、
日本人初のアリーナライブをアナハイムアリーナにて決行、大成功を収める。
また、ライブ活動だけでなく米国・カナダにてCDリリース・握手会・現地ファンとの交流・
プロモーションなども積極的にこなしており、6thアルバムの「coordanate」以降
オリジナルアルバムが立て続けにリリースされている。



■声優活動


アニメ好きの西川だけに声優としての一面も持っている。機動戦士ガンダムSEEDの初代主題歌である
INVOKE」を歌った関係で、ミゲル・アイマンとして本編に登場。ただしPHASE-3「崩壊の大地」で、
早々に撃破されてしまった。また、機動戦士ガンダム SEED SUIT CD vol.4 MIGUEL×NICOLにも登場。
さらにPHASE-26「モーメント」ではナレーションを勤めている。また2004年10月9日から放映が始まった
機動戦士ガンダムSEED DESTINYでも初代主題歌「ignited -イグナイテッド-」を担当
(PHASE-1〜PHASE-13)しており、アニメ本編では評議会直属のFAITHに所属する
グフイグナイテッドを駆るエリートパイロット、ハイネ・ヴェステンフルスの声を担当している。
なお、機動戦士ガンダムSEED以前にもるろうに剣心にも出演した実績がある。



■デビュー10周年プロジェクト


2005年中期以降、デビュー10周年に向けての様々な活動が相次いでいる。
まず「西川貴教のオールナイトニッポン」プロデュースでT.M.Revolutionの歴代の衣装を着た
ハローキティとのコラボレーション作品が全国の東急ハンズファミリーマートで販売された。
そして、21thシングル「vestige-ヴェステージ」のリリースの際は新宿ステーションスクエアにて、
楽曲初披露の初ゲリラライブを決行。西川は日本に1台しかないと言われている7000万円の
白いランボルギーニディアブロで登場し、約5000人のファンを熱狂させた。
また、リクエストセルフカバーベストアルバム「UNDER:COVER」の製作では本来、
T.M.RevolutionのCD音源には、シンセサイザーとロックの融合と言う、いわゆるデジロックが
ふんだんに取り入れられているが、ファンの投票によって選ばれた楽曲を元に、
CD音源初のライブアレンジ音源を製作すると言う、新たな試みが見られている。
また、西川貴教名義としてはNHKポップジャムの司会を担当したり、
abingdon boys school」としてのバンド活動も活発になってきている。



■音楽の特徴


プロデューサーの浅倉大介TM NETWORKのサポートキーボーディストであったこともあり、
打ち込みを中心としたいわゆる小室ポップスを継承している。しかし、T.M.Revolutionでは、
より多くディストーションギターを取り入れ、TM NETWORKとは一線を画した
デジタルロック・サウンドを確立している。


■代表楽曲


WHITE BREATH
1997年にリリースされた6thシングルでありミリオンセラーを記録。自身の代表曲であり、
この曲でトップアーティストの仲間入りをはたす。現在でも多くの人の耳に力強く残っており、
激しいビートの効いた疾走感あるロックナンバー。(作詞:井上秋緒 作曲/編曲:浅倉大介)


HOT LIMIT
1998年夏の大ヒット曲であり、90万枚の売り上げを記録。プロモーションビデオでは、
海で風を受けて踊る西川に度肝を抜かされた人も多いはず。この曲と「HIGH PRESSURE」で、
夏といえばT.M.Revolutionというイメージが強く残った。(作詞:井上秋緒 作曲/編曲:浅倉大介)


□DISCOGRAPHY


■シングル
独裁-monopolize-(1996年5月13日)
臍淑女-ヴィーナス-(1996年7月15日)
HEART OF SWORD 〜夜明け前〜(1996月11月11日)
LEVEL 4(1997年4月21日)
HIGH PRESSURE(1997年7月1日)
WHITE BREATH(1997年10月22日)
蒼い霹靂 〜JOG edit〜(1998年2月25日)
HOT LIMIT(1998年6月24日)
THUNDERBIRD(1998年10月7日)
Burnin’X’mas(1998年10月28日)
WILD RUSH(1999年2月3日)
BLACK OR WHITE? version 3(2000年4月19日)
HEAT CAPACITY(2000年5月24日)
魔弾 〜Der Freischutz〜/LOVE SAVER(2000年9月6日)
BOARDING(2001年2月7日)
Out Of Orbit 〜Triple ZERO〜(2002年2月20日
INVOKE-インヴォーク-(2002年10月30日)
Albireo-アルビレオ-(2004年2月25日)
Web of Night(2004年7月28日)
ignited-イグナイテッド-(2004年11月3日)
vestige-ヴェスティージ-(2005年8月17日)
[the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D]

陽炎-KAGEROH-(1999年6月23日)
月虹-GEKKOH-(1999年9月22日)
雪幻-winter dust-(1999月11月17日)



■オリジナルアルバム


MAKES REVOLUTION(1996年8月12日)
restoration LEVEL→3(1997年2月21日)
triple joker(1998年1月21日)
the force(1999年3月10日)
progress(2000年10月12日)
coordinate(2003年3月26日)
SEVENTH HEAVEN(2004年3月17日)
vertical infinity(2005年1月26日)
[the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D]

Suite Season(2000年2月2日)


ベストアルバム
T.M.Revolution Single Collection B★E★S★T(2002年7月1日再販)


リミックスアルバム
DAynamite Mix Juice1-you know beat?-(2000年7月19日)
DISCORdanza Try My Remix 〜Single Collections(2002年7月1日再販)


リクエストセルフカバーアルバム
UNDER:COVER(2006年1月1日)



■DVD
T.M.REVOLUTION 0001(2001年9月19日)
The Summary-Summarize 1(2001年12月19日)
The Summary-Summarize 2(2001年12月19日)
The Summary-Summarize 3(2001年12月19日)
The Summary-Summarize 4(2001年12月19日)
T.M.R.LIVE REVOLUTION'02 B★E★S★T SPECIAL-SUMMER CRUSH 2002(2月14日)
SONIC WARP the Visual Fields(2003年11月19日)
T.M.Revolution SEVENTH HEAVEN T.M.R.LIVE REVOLUTION'04(2005年3月24日)
[the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D]

LIVE ARENA 2000 A.D.Special DVD Vertoin(2000年7月26日)


SPECIAL DVD
T.M.Revolution×GUNDAM SEED/Zips DVD


VHS
VIDEO MAKES REVOLUTION(1996年9月21日)
LIVE REVOLUTION.1-MAKES REVOLUTION(1996年12月1日)
Video restoration-Level 3(1997年5月21日)
LIVE REVOLUTION.2-Restorarion-Level 3(1997年8月1日)
VIDEO triple joker(1998年3月1日)
LIVE REVOLUTION.3-KING of JOKER(1998年6月18日)
VIDEO the force(1999年3月17日)
LIVE REVOLUTION.4-THE FORCE(1999年5月21日)
0001(2001年9月19日)
[the end of genesis T.M.R.evolution turbo type D]

Picture from Suite Season(2000年3月12日)
LIVE ARENA 2000 A.D.(2000年7月26日)


SRECIAL VHS
LIVE REVOLUTION COMPLETE EDITION-1
LIVE REVOLUTION COMPLETE EDITION-2
LIVE REVOLUTION COMPLETE EDITION-3
X'mas Party Box Video


サウンドトラック
るろうに剣心明治剣客浪漫譚〜オリジナル・サウンドトラック3(1997年4月21日)
るろうに剣心明治剣客浪漫譚〜ベスト・テーマ・コレクション(1998年3月21日)
機動戦士ガンダムSEEDスーツCD Vol.4 Miguel Ayman×Nicol Amarfi(2003年6月21日)
機動戦士ガンダムSEED ORIGINAL SOUNDTRACK 3(2003年9月21日)
機動戦士ガンダムSEED COMPLETE BEST(期間限定生産)(2003年9月26日)
機動戦士ガンダムSEED COMPLETE BEST(通常盤)(2004年1月15日)
スパイダーマン2 オリジナル・サウンドトラック(2004年6月30日)
機動戦士ガンダムSEED ORIGINAL SOUNDTRACK 4(2004年12月16日)
機動戦士ガンダムSEED DESTINY オリジナルサウンドトラック1(2004年12月16日)
a-nation'05 BEST HIT SELECTION(2005年7月27日)
機動戦士ガンダムSEED DESTINY COMPLETE BEST(2005年10月14日)



■LIVE
1996年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'96-monopolize-
1996年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'96-MAKES REVOLUTION-
1997年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'97-維進レベル→3-
1997年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'97-HIGH PRESSURE-
1997年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'97-joker-
1998年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'98-KING OF JOKER-
1998年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'98-Joker Type 2-
1999年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'99-THE FORCE-
2000年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'00-progress-
2001年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'01-progress ARENA TOUR-
2002年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'02-B☆E☆S☆T-
2003年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'03-coordinator-
2004年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'04-SEVENTH HEAVEN-
2005年 T.M.R.LIVE REVOLUTION'05-vertical infinity-